やさしさ

　やさしさでご飯を食べていけないなら







　僕に生きる意味はなし。







　元々、僕のやさしさなんて、







　後から頑張ってくっつけたやさしさにすぎない。







　やさしくない自分が大嫌いだったから。







　周りに迷惑ばかりかける自分が嫌いだったから…。







　やさしさでご飯が食べられない、そんな社会を人間がつくってしまったら、







　僕はもう生きていく自信がない。







　今でも自信なんてないのに。







　生きていくための生活なんて、したくない。







　生きるために、ご飯を食べるために働かなきゃいけないなら、僕がこの世に生きる価値はない。











　もちろん、自分もやさしくされたい…。







　だけど、自分はそれに値するような人間じゃなくって、







　最低な人間。











　…。









　寝ようっと…。